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バイナリーオプションのデメリット

2012年07月26日

シンプルな取引ルールやスタート時の手軽さから人気を集めている『バイナリーオプション』ですが、その特徴の中にも「メリット」といえるものもあれば「デメリット」といえるものもあります。その上で、最適な投資環境で効率よく投資活動をしていくためには、そのどちらも把握しておかなければいけません。そこで、ここでは「バイナリーオプションのデメリット」と言えるポイントについて解説しておきます。


■予想が外れた場合には投資した資金を全て没収される

株取引やFX取引の場合で言えば、投資額の全てを失ってしまうということはまずありません。損失がかさみそうならば途中で手放して損失を最小限に抑えることもできますし、逆に買い戻しをして逆転できる可能性もありますし、そこはトレーダー自身の判断次第だと言えます。しかし、バイナリーオプションでは、予想が外れた時には「投資した資金を全て没収」されてしまいます。他の投資商品と比較したら圧倒的に少額な投資金からでも取引をスタートさせることができるのがバイナリーオプションですから、投資額を少なくすればそれほど痛手を負わずに済みますが、その分利益も小さくなってしまうことも踏まえ、損益のバランスを考えた投資を行っていく必要があります。


■確率が「50%」のため総合的に利益を出すのが難しい

バイナリーオプションでは、取引開始の時点でそのオプションの「最大利益額」と「最大損失額」が確定しています。 例えば、ペイアウト倍率1.80倍の取引を行ったとします。その場合、5000円を投じたとして、勝てば+4000円/負ければ-5000円となります。1000円は取扱業者(証券会社)の取り分です。つまり、50%の勝率では利益は出ないことになってしまうのです。しかも、続けば続くほど、損失が積み重なってしまいます。したがって、その点を考える際に考慮したいのが、業者ごとに設定されている『ペイアウト(払い戻し)倍率』です。詳細は業者ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。


確かに、取引ルールのシンプルさやスタート時の手軽さから人気を集めている『バイナリーオプション』ですが、その逆を言えば、参加者の誰もがいつでも損をする可能性もあるのです。そのことを忘れずに、あくまで“投資”を行っている感覚で冷静な取引を行っていきたいですね。




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